天狗道と六道輪廻それに魔縁

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すこし、難しい話になるけど
仏教用語で、魔縁という言葉がある
これは、衆生の仏道修行を退転させる原因
簡単に言うと、悪魔が人の心を迷わせること
また、”慢心の山伏である妖怪の天狗、即ち魔界である天狗道に堕ちた者たちを総称していう場合もある”
ここ大事
仏教における六道は、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天の六つ
六道輪廻によれば、およそ生命は諸行無常の原則に従い、この六つの中で転生を繰り返すとされ、生前の業のいかんで来世が決まることになってる
天狗道とは

「修行を重ねたにもかかわらず、心が邪悪だったために悟ることができず、死後に天狗道に落ちたもの。一般に、悟ることができずに天狗道に落ちても、生前に良い心だったものは善天狗となり、密かに他の修行僧の修行を助け、危険な道のりを参詣に来る信者たちを事故などから守護する。しかし、悪天狗は他の修行僧の邪魔をし、自分と同じ天狗道に落とそうとしたり、心の正しい信者たちを怖れさせたりする。」

なまじ仏教の知識を身に付けたために人間道には戻れず、無道心であるため天道へもいけなくなったものが行く魔縁あるいは外道の別称
つまり、天道、人間道、畜生道、修羅道、餓鬼道、地獄道のいずれにも属さず、六道の輪から外れた七つ目の輪廻、外道=天狗道
天狗道は六道のどこにも属さずどこにも行けない救済不能の道
悟りを開くという事が、いかに難しいかわかりますね
しかしながら、外道という事はネガティブなイメージがありますが
仏教の創始者、釈迦は悟りを開き、この六道輪廻から外れ極楽浄土へ行きます
これを、解脱(げだつ)といいます
解脱は新興宗教のお陰で、良いイメージありませんが
本来は、ポジティブイメージです
話を、天狗に戻すと
外道=天狗道=救済不可能で妖怪となる天狗
外道=解脱=神様的な存在になる天狗
どちらの目線で見るかかによって、イメージが180度違いますね

ついでに魔縁も詳しく
仏教の魔縁
障魔となる縁(三障四魔)のこと
また特に第六天魔王波旬を指す
また言いますが、
いわゆる慢心の山伏である妖怪の天狗、即ち魔界である天狗道に堕ちた者たちを総称していう場合もある
三障四魔(さんしょうしま)とは
三障「障」とは、障[さわ]り・妨げの意 3つの障害
①煩悩障[ぼんのうしょう]
貪[むさぼ]り・瞋[いか]り・癡[おろ]かを三毒の煩悩といい
自身の煩悩が信心修行の妨げとなること
②業障[ごうしょう]
悪業によって生ずるものごとが信仰や仏道修行への妨げとなること
妻子などの身近な存在によって起こる
魂に刻まれた業、言語・動作、または心の中において悪業を造り、為に正道を妨げる働き
③報障[ほうしょう]
過去世の悪業の報いとして現世に受けた悪い境涯が仏道修行の妨げとなること
地獄・餓鬼・畜生などの果報の為に妨げられる働き
四魔「魔」は、修行者の生命から妙法の当体としての生命の輝きを奪う働き 4つの因縁
①陰魔[おんま]
修行者の五陰(心や肉体の働き)の不調和が妨げとなること
正しくは五陰魔といい、心身からくる妨げで、色・受・想・行・識の五陰が、和合して成ずる身体は種々の苦しみを生じる働きをいう。五蘊魔(ごうんま)ともいう
②煩悩魔[ぼんのうま]
煩悩が起こって信心を破壊すること
煩悩障におなじ、菩提・悟りを得る障りとなるから煩悩魔という
③死魔[しま]
修行者の生命を絶つことで修行を妨げようとする、また修行者の死をもって他の修行者を動揺させて信心を破ろうとすること
死は人命を奪うから死魔という
④天子魔[てんしま]
第六天魔王、あるいは他化自在天(たけじざいてん)よる妨げで、最も本源的な魔のこと
第六天魔王(天魔、マーラ・パーピーヤス、魔羅・波洵、他化自在天ともいう)
また『保元物語』下では崇徳天皇が
「彼科を救わんと思う莫太の行業を併三悪道に拋籠、其力を以、日本国の大魔縁となり…」
と怨霊になったという

天皇の位まで得たにもかかわらず、悲憤のあまり天狗になった人物がいる。第七十五代崇徳天皇、その人である。白河法王亡き後、鳥羽上皇が院政を敷くなか、寵愛する得子の子・体仁親王(近衛天皇)を即位させるために、崇徳天皇を譲位させる。近衛天皇は、崇徳上皇の弟という位置付であった。病弱だった近衛天皇が17歳で崩御すると、後白河天皇が即位する。鳥羽法皇が崩御すると、保元の乱が勃発し、崇徳院側は敗北し、崇徳院は、讃岐に配流となる。崇徳院は鳥羽院の子とされているが、実は鳥羽天皇の祖父である白河天皇の子。鳥羽天皇は崇徳院を「叔父子」と呼んだ(鳥羽院の父である堀河天皇の弟で、叔父であったため)。
 崇徳院は、後生菩提のために五部大乗経を指の血で書き上げ、 これを都に届けてくれと実弟の仁和寺御室の覚性法親王に送ったが、入道信西の進言によって拒否された。 崇徳院は怒り狂い、髪も剃らず、爪も切らず、生きながら天狗の姿になったという



ついでに日本三大怨霊
菅原道真
平将門
崇徳天皇
これも興味深いですね

全く関係ない話だが、漫画NARUTOにおいて、うちはサスケ等がつかう、須佐能乎(スサノオ)の最終形態が、天狗になっているのも興味深い
漫画・アニメ好きなら見てみるといいかも

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