『天と地』原題「Heaven & Earth」(1993年)

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最近、インドシナ戦争・ベトナム戦争の事を調べでいて興味が沸き視聴
戦争映画は、好きじゃなかったのですが…ここ数年東は南アジアに行くことが多く、歴史の再認識をしようと思い始めました
目を背けてはいけないものもありますからね

作品紹介

1993年アメリカ映画。ベトナム戦争を生き抜き、アメリカへと渡った実在のベトナム人女性の半生を描く戦争ドラマ。
平和な村が、ベトナム戦争に巻き込まれていく
村でそだった無垢な少女が、ベトコンや米軍に挟まれて汚れていく
実話にもとづいたノンフィクション
心がえぐられるような作品です

Heaven and Earth

監督は、ベトナム帰還兵である自身の1年間の実体験を活かし、ベトナム戦争とそれが人間に与えた影響を描いた『プラトーン』で一躍有名になった。
主な作品
JFK JFK (1991) 兼脚本
ワールド・トレード・センターWorld Trade Center (2006) 兼製作
ブッシュ W. (2008) 兼製作
スノーデン Snowden (2016) 兼脚本(キーラン・フィッツジェラルドと共同脚本)

スタッフ・キャスト

監督:オリヴァー=ストーン
出演:ヘップ=ティ=リー/レ=リー
トミー=リー=ジョーンズ/スティーヴ=バトラー軍曹
ジョアン=チェン/レ=リーの母
ハイン=S.ニョール/レ=リーの父

あらすじ

ベトナム戦争をくぐり抜けてきた実在の人物レ・リー・ヘイスリップの真実の物語。
1949年、フランス領インドシナ。ベトナム中部の小さな村キーラで、貧しい農民夫婦に女の子が生まれた。
彼女の名はレ・リー・ヘイスリップ。
物語は、ゲリラから娼婦となり、アメリカ軍人と恋に落ちて渡米。
異なる文化圏での新生活を過ぎて再び夢にまで見た祖国の土を踏むまでの、彼女の波瀾万丈の40余年の半生を描いてゆく……。

歴史的時代背景

ベトナムを含むインドシナ半島一帯は、1887年にフランスによって直轄化され、仏領インドシナ連邦となった。
1940年フランスがナチス=ドイツに降伏すると、日中戦争の戦局打開の糸口を南方に求めていた日本は、チャンス!とばかりに「ヨーロッパ人の支配からの解放」を叫び、インドシナに進駐した。
これに対し、いちはやく立ち上がったのが、ホー=チ=ミンだった。彼は1941年5月、ベトナム独立同盟(ベトミン)を結成し、対日武装抵抗を展開した。

1945年8月、日本の降伏によってベトナムは独立を回復した。ホー=チ=ミンは、ハノイで「ベトナム民主共和国」の成立を宣言し、実質上の社会主義政権をうち立てた。
ところが、旧宗主国フランスがそれを認めようとせず、フランスとの間に46年、インドシナ戦争が始まった。

1954年、ジュネーヴ協定で北緯17度線を暫定軍事境界とすることが定められてインドシナ戦争は休戦した。
しかし、ベトナムに平和は来なかった。
フランスが手を引いたかと思ったら今度はアメリカである。ペトナムの共産化を抑えたいアメリカの支援のもと、ゴ=ディン=ディエムがジュネーヴ協定を無視して「ベトナム共和国」を樹立し、独裁政治を行った。
こうしたアメリカの干渉とゴ=ディン=ディエム政権の独裁に対し、共産主義者、民族主義者、仏教徒、カトリック教徒などが民族・民主統一戦線を結成した。
これが「南ベトナム解放民族戦線」すなわちベトコンである。

アメリカは、1965年2月、ベトコンへの北ベトナムの支援を絶つためと称して、北ベトナムへの大規模な爆撃を開始した。
こうして第2次インドシナ戦争ともいえるベトナム戦争が始まった。

感想

いかに戦争が無意味で愚かな行為か…。
ベトナム戦争を背景に一人の女性の過酷な半生をスクリーンに映し出す監督の力量は、この戦争を実際に経験した者だけが描けたパワーを持つ、そう感じました。

私の評価
:面白いし満足度が高い作品。他人に勧めたい

評価基準についてはコチラを読んでください

私の視聴結果の基準を指標化
評価を数値化、指標化すること 面白さの指標化が出来るって良い事だなと常々思うんですけど、今まで特にそういう評価基準みたいなのを記事に設けて無くて、今更この素晴らしいシステムを導入するのもどうかとしばらく悩んでいたんですけど、あった方が絶対...

いままでのストーン監督の作品でも感じましたが、本当に訴えたいことの熱量が凄い。劇場で観た時は技術面ばかり目がいってしまいましたが改めて見直すと、この監督ならではのメッセージは今の私にはけっこう響きました。
圧倒的な映像美とエモーショナルな音楽はさすが!ジョーンズさんがリーさんに吐露するシーンは観ているこちらまで「ほんとに辛かったろうなあ」と感じました。

ただ、戦争の残酷さを非常によく表現している
無垢な少女がベトコンに犯され、故郷を追われ、屋敷で働くようになるがフランス人の旦那に犯され、子供を出産
また追い払われ、商売に失敗し、コリアンに虐められ、海兵隊の男と結婚してすったもんだした挙句にアメリカへ行く。

そこで商売に成功したはいいが夫がおかしくなって死ぬ。子供はアメリカに住んでいるためベトナム人の子であることを隠す。
戦争さえなければ、村での平穏な生活で終われたのに…
残酷に耐えられる人は、実話なので是非とも見ていただきたい作品

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