『サクラクエスト』感想・評価

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はじめに

この作品を始めて観たのは、リアルタイムで放送されていた2017年
あれから早数年…時がたつのは早いものです。
何を隠そう、私はP.A.WORKS作品の大ファンです。「true tears」「花咲くいろは」「TARI TARI」等ももちろん見ております。

今回、この作品を数年ぶりに観たのは、金沢観光するためです。
金沢観光するにあたり、アニメの聖地巡礼をしようと思い本作品の聖地
改めてみた次第です。

本作品は、2クール全25話かけて描かれた、少女たちの、間野山の1年間を描く物語です。
思ったことや感想をまとめております。もちろんネタバレもあるのでご注意を!
良かったら最後までお付き合いください。

作品紹介

スタッフ・キャスト

【原作】Alexandre S. D. Celibidache
【キャラクター原案】BUNBUN
【監督】増井壮一
【シリーズ構成】横谷昌宏
【脚本】横谷昌宏、入江信吾
【キャラクターデザイン・総作画監督】関口可奈味
P.A.WORKS制作

<声優>
木春由乃:七瀬彩夏
四ノ宮しおり:上田麗奈
緑川真希:安済知佳
織部凛々子:田中ちえ美
香月早苗:小松未可子
門田丑松:斧アツシ

あらすじ

主人公、木春由乃は、田舎から上京し、短大の卒業を間近に控えた、いわゆる普通の20歳の女の子。
東京には何でもあって、きっと特別な何かになれるのではないかと夢みて、30社以上の面接を受けるも、未だに内定はない。銀行の残高は980円。
このままでは、田舎帰って普通のおばさんになってしまう……と葛藤していたそんなある日、以前、一度だけ働いたことがある派遣事務所から、「地域の町おこしの一環で国王をやってほしい」との依頼がある。
よくわからないが軽い気持ちで依頼先の間野山市に向かうことにした。

感想

木春由乃が間野山のチュパカブラ王国の国王に就任してからわずか1年間の物語なのです。
この期間て短いようで、長い
しかし、本気で街を変えようとするのであれば、1年なんてあっという間だと思います。
町が廃れていく事は現代の日本において、少し地方に行けばどこの自治体でも抱えている問題なのですよね。
若者は都会へ、高齢者だけが取り残されていく現状…
作中でも描かれています。お年寄りの孤独死を綺麗にも見せていますが(教授の事)、現実的にあるのでしょうね。

P.A.WORKSさんは富山県に本社を構えるアニメ製作会社です。
そして、会社の周りの実情を描いているのでしょう。
そんな地方の廃れ行く街々を間近に見ていると思うんですよ。

フィクションなのだから奇跡も起こせた。
つまりは、アニメなのだから町が復活して終わりにもできたということです。
しかし、結果は…
地方で活動する、P.A.WORKSだからこそ、捻じ曲げずに描いたんだと思います。

【ネタバレ】


さて、P.A.WORKSさんが捻じ曲げずに描きたかったものは何だったのでしょうか?
奇跡も起こせたはずなのですが、私はこう思います。

気持ちの変化
主人公の木春由乃ただ平凡な女の子のから、国王という責任を感じ成長していきました。
元々、乗り気じゃなかった国王でも気持ちを切り替えて取り組んだ。

それをサポートするまわりの女の子たちも、それぞれ自分の気持ちを表現するようになります。
そして、町の皆さんに少なからず伝染していくのです。
それは、一人のリーダー的人物による奇跡ではないでしょうか?
もちろん根本的にあるものは、この町が好きというもの、つまりは地元愛なのですが
現状をどうにかしたいといいう気持ちと
やっぱりこのままでいんじゃね? の気持ちの繰り返しになんですよね。
私も年を重ねてくると、変えたいともう気持ちというかパワーが昔に比べると半分くらいになっていることを実感していますし
結局、人で思っていも微々たる力なんですよね。

作品の序盤では、変化はもとめていないというシーンが随所に現れています。
作品が進むにつれ、元から住んでいる人、よそから来た人、この町で余生を過ごそうと決めた人色々な視点で描かれます。
そして、お祭り向けてみんなで協力し始める。

最終話に描いたお祭りの様子から思うに、P.A.WORKSはお祭りの力を知っているからだと思う。
お仕事シリーズ1作目の『花咲くいろは』で描かれたお祭りは、アニメから飛び出して現在も行われているお祭りです。

そう考えると、湯涌温泉の方々って頭が柔らかいよね
町の権力者が反対したら絶対、実現しないものでしょ
今では、町おこしになっているのだからね…
それに、お祭りって一人ではできないし、もちろん時間もかかるし、その地域に根付くものだからね
風俗・風習なんかあるだろうし
最後は沢山の人の協力がないと成功しないものだからね。

他から、人を呼ぶって大変な事だもんね。
特に名物やその地方の売り、目玉になるものがないって相当キツイよなぁ~
物語前半で描かれたライブの客は、町に来たいわけでなく完全なるアーティスト目的だった。
クーポンが全く使われなかったことの対比を最終話で描くためには、みんなが協力していい町だと思ってくれないと来てくれないといけないわけだし、ましては定期的に来てもらうためには、お祭りがピッタリなんだと思う。
見た感じお祭りも盛況に終わったようで何よりです。

原作が「Alexandre S.D. Celibidache」となってますけど、これはサンダルさんの本名となっており、
サンダルさんの書いた本のタイトルがサクラクエスト
間野山をちょっとだけ元気した国王の物語はサンダルさんの絵本となり「サクラクエスト」タイトル回収完了。
ラストには涙が…

そして現在でも、桜を植えたり池の周りを綺麗にするプロジェクトは進行中であります。
サクラクエストはまだまだ続いていますよ。
興味を持った人は募金なんかしてみるといいかもね!

サクラクエストの総合評価

私の個人的感想
<サクラクエスト>の評価になりますが、

3.5:他人に勧めます、鑑賞後にガッカリすることはない

私の視聴結果の基準を指標化
評価を数値化、指標化すること 面白さの指標化が出来るって良い事だなと常々思うんですけど、今まで特にそういう評価基準みたいなのを記事に設けて無くて、今更この素晴らしいシステムを導入するのもどうかとしばらく悩んでいたんですけど、あった方が絶対...

話の内容が、町おこしという地味なテーマなだけに人を選ぶと思う。
また、前回のお仕事シリーズの『SHIROBAKO』と比べてしまうとやはり評価が落ちる。
というか、『SHIROBAKO』が良くできすぎたのですが…
しかしながら、どこにでも起きている現象なのだということは忘れてはいけない。
地域に少しでも貢献しようとするP.A.WORKSが改めて好きになる作品でした。

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