マレーシアの4大料理を解説します②

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前回の続きとなります。

多民族国家だけに、宗教上タブーな食材などがあり、その辺も踏まえてマレーシア生活を楽しんでおります。
前回の記事では、その辺りを深堀したのでまずは、そちらをお読みください
マレーシアの4大料理を解説します①

多民族国家のマレーシアには主に4大料理があります。
①マレー系
②インド系
③中国系
④ニョニャ系(中国系とマレー系の融合)
それでは具体的に紹介していきます。

マレーシア来たらこれは喰っておけ

マレー系

ココナッツやスパイス、ハーブをふんだんに使った辛さのある料理が多いのが特徴。
料理によって辛さ、酸味、甘みがあるものなどさまざま。

Nasi Lemak(ナシ・レマ)


ココナッツミルクで炊いたお米に鶏肉などのおかずを、サンバルという甘辛ソースと一緒にいただきます。
マレーシアでは朝食として食べられることが多いです。

Nasi Goreng(ナシゴレン)


日本でも有名じゃないかな?
野菜やシーフードなどの具材とともにオイスターソースやニンニク、チリソースなどでご飯を炒めた屋台で人気のマレーシア風炒飯。
小魚やキュウリ、目玉焼きと一緒に食べるのがマレー流です。

Nasi Campur(ナシ・チャンプル)


ご飯の上に好みのおかずを選んでのせるワンプレートディッシュです。
おかずはバラエティーが豊富で、お店によっておかずの種類が異なるのも楽しみのひとつ。

Mee Goreng(ミー・ゴレン)


野菜や魚介類、卵、麺をオイスターソースとチリで味付けしたマレー風焼きそば。
マレーシアの定番飯で日本の焼きそばより甘辛く、一度食べるとハマってしまいます。

Satay(サテー)


マレーシア風焼き鳥で、香辛料などで味付けをした鶏肉、牛肉、羊肉を炭火で焼き上げ、甘辛のピーナッツソースを付けて食べるのがマレー流。
さまざまな場所で食べることができる、国民の日常食です。
マレー語の広義で『串焼き』の意味
中華系マレーシア人のサテにはブタ肉や酒が置いてあるところもある

インド系

マレーシアには南インド料理が多く、南インド料理はココナッツを使用した豆や野菜の料理、北インド料理はスパイシーな肉料理が多い。
日本で有名なナンは北インド料理に分類される。

Roti Chanai(ロティチャナイ)


インドにルーツを持つインド風のパンケーキ「ロティ・チャナイ」。
ロティとは小麦粉の生地を薄く伸ばして焼いたもので、カレーやココナッツミルクと一緒に食べます。
朝ごはんや昼食と夕食の間のおやつとして食べることが多いです。

Roti Tisu(ロティティシュ)


ウリはなんといってもその大きさです。
ティッシュのように薄い生地に砂糖とハチミツをかけてパリパリに焼き上げてあり、食べ出すと止まりません。
観光で来た際には、お子さんが喜ぶこと間違いなし。

バナナリーフカレー


バナナを葉をお皿にしたカレーセットです。 ただ、インド料理屋さんのメニューを見ても「バナナリーフカレー」というメニューが載ってないことが多く、戸惑う事もありますが、口頭で注文すればあるはずです。
メニューになくとも葉っぱが裏から出てきます。

ビリヤニ


スパイスとお肉の炊き込みご飯です。
ヒンドゥー教の方は、ベジタリアンが多いので、ベジタリアンメニューもあります。
またパエリア、松茸ご飯と並び世界三大炊き込みご飯の1つと称されています。
インドのおいてビリヤニは、イスラム教徒の結婚式でお祝いの食事とされているだけではなく、屋台で日常的に食べることもでき、まさに国民食として幅広く愛されています。
スパイスが鼻から抜けるのが癖になりますよ。

トセイ(Tosai)


トセイにもたくさん種類があって、マッシュドポテト入りのもの、野菜入りのものなどがありますが、生地がモチモチモチパリパリなのでロティチャナイよりもさっぱりとしています。

タンドリーチキンやバターチキン


ヨーグルトや種々の香辛料に漬け込んだ鶏肉を串に刺して、タンドールという壺(つぼ)形の土の窯(かま)で焼いたもの。
短時間で焼き上げるのが特徴だ。余分な脂が落ちて外側はパリパリ、短時間で仕上げることで中はジューシーに仕上がる。

テタレ


テ(Teh)は「紅茶」、タリ(Tarik)は「引く」という意味。
提供する際、ふたつのコップを使って数回移し替えるのですが、その動作が、紅茶を“引いている”ように見えるので「テタレ」。
インドのチャイの淹れ方にもよく似ています。
空気でマッサージされたテタレは、舌触りなめらかで、温度も適温。
テタレは温かいのが基本。なので「テタレください」というとホットが出てくる。
冷たいテタレを頼みたい場合は「テ・アイス」

ラッシー


インドの乳酸菌ドリンク
やはり、マンゴーラッシーが辛い料理に合う。
マンゴーの甘さで一休み
その他、色々な種類がある。

中国系

福建料理や広東料理など料理が多いが、マレー風やインド風など、地元の食材や他文化の料理から影響を受けたマレーシア独自の料理もある。

Hainanese Chiken Rice(海南チキンライス)


マレーシアやシンガポールでは定番の料理で、鶏の茹で汁でご飯を炊き、茹でた鶏と一緒に食べます。
あっさりとした味で、店ごとに異なるソースやもやしなどの付け合わせと食べることでさらにおいしさが増します。

Hokkien Mee(ホッケンミー)


漢字で「福建麺」と書くホッケンミーは、福建省出身の調理人が作り始めたものです。
豚肉の脂身、エビなどの具材を太麺とともに濃厚な醤油味のソースで炒めます。
見た目は真っ黒ですが、ラードを使って炒めているためコクがあり、さらにエビや豚肉などの具材がおいしさを引き立てるので味は抜群です。

Bak Kut Teh 肉骨茶(バクテー)


もともとは中国系移民の労働者がスタミナを補給するため食べていたものがバクテーの始まりだと言われています。
骨付きの豚肉を八角、クコの実、高麗ニンジンなど数種類の漢方や薬草などと一緒に煮込んだスープ料理です。

Steamboat(スチームボート)


スチームボートとは野菜や肉、魚介類などの具材をの鍋に入れて煮込んで食べる、マレーシアを代表する鍋料理です。
鍋の出汁をとんこつや辛いものなど数種類から選べ、また醤油ダレやチリソース、ねぎやごまなどを置いているところで自分の好みのタレを調合することもできます。

ワンタンミー


特製ちじれ麺に手作りワンタンとチャーシューがトッピングされたワンタンミー。マレーシアの中華料理を代表するといっても過言ではない、定番の麺料理です。
漢字では「雲呑麺」と書きます。中国や香港、マレーシア、シンガポール、タイなどで広く食されている料理です。

ニョニャ系

父系の中華料理の食材を母系のマレー人女性が香辛料を調理のスパイスに取り入れた、見た目が中華で味がマレー的な料理のこと。もともとは家庭に伝わる料理であった。
つまり、中華とマレー料理の融合・いいとこ取り

ニョニャLaksa(ラクサ)


魚の身が入った酸味と辛みのある麺料理です。
ココナッツ風味や魚介のだしや酸味が効いたものなど、土地やお店ごとに具材や風味が異なります。

パイティー


「パイティー」とは英語名で「トップハット」といい、チューリップ型の帽子を逆さまにしたような形が料理名の由来です。帽子型のクラッカーのような生地に、キュウリ、モヤシ、切り干し大根に似たバンクアンなどの野菜を入れて。クラッカーのサクサク感と野菜のしゃきしゃき感のコントラストがたまりません。

ポピア


ニョニャ料理のポピアは薄焼きにした皮に様々な具を詰め込んだ“太巻”が特徴です。
大根に似た野菜のバンクアンを醤油で煮こんだものがメインの具で、炒り卵、カリカリに揚げた豚の脂が味のアクセント。
お店特製チリソースを皮の内側に塗り、具を包み込みます。

ニョニャちまき


ねっとりもっちりの米のなかに、豚のミンチ肉と冬瓜がたっぷり入った「ニョニャ・ちまき」。
コリアンダーの爽やかなスパイスが効いています。

アッサムペダス


ポピュラーな料理とのこと。
ピリ辛のチリペーストと酸味のあるタマリンドを加えたスープで魚を煮込み、ひりっと辛い料理です。
真っ赤なスープをご飯にかけながら食べます。

オンデオンデ


マラッカ伝統のお菓子「オンデオンデ」。生のココナッツをまぶしたお餅で、中にマラッカ産のグラ・マラッカ(椰子砂糖)が入っています。オンデオンデはひと口で食べることが鉄則。なぜなら途中で噛むと、中からプチュッとグラマラッカが飛び散ってしまうのです。時間が経つと外側の餅がかたくなるので、買った日に食べ切りましょう。

チェンドル


マラッカのかき氷といえば「チェンドル」。緑豆でつくる緑色の細長いゼリーが入っているのが特徴で、プチプチとした食感を楽しみます。たっぷりかかったシロップは、液状に溶かしたグラマラッカ。黒砂糖に似た芳醇なコクのある甘みの蜜で、そこにココナッツミルクも加えていただきます。暑い日には体の中に溜まった熱をスッと取ってくれる最高のスイーツです。

まとめ

ぱっとまとめましたが、かなり数がありますね。
有名どころなのでもちろんこれ以上色々な料理が存在します。
インド料理は合わなくて、中華料理は合うなど選択肢は沢山あるので、
旅行の際には、是非とも色々食べてみてください。
どれも、合わない場合は日本料理もありますが、旅行の時は現地の料理を楽しむことをお勧めします。

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